GSと魔法使い(仮)

嵐のプレリュード!! その4

 

 

 

「ねぇ、エヴァちゃんと何話してたの?」

「ん?ネギが弟子入りしたいっていうんでな。エヴァに弟子入りするように話つけてただけだ」

正確には横島に弟子入りしようとしたネギを面倒くさがってエヴァに押し付けた、というべきだ。

エヴァに踏みつけられていた後頭部を撫でながら答える横島。

彼女の女王様然とした態度には誰かを思い浮かべられさせて苦笑している。

「あぁ、そうなんです……か、って!?ネギがエヴァちゃんに弟子入り!?なんで、どうしてっ!?」

平然と受け流しかけたアスナだったが、その言葉の意味を理解した途端、横島の胸倉を掴んでくってかかる。

ネギ同様、エヴァと直接戦った経験があるアスナだ。それだけに弟分ともいえるネギが敵であったエヴァに弟子入りと言う話は納得がいかないようだ。

「お、落ち着け、アスナちゃんっ!これには深いワケがあってだなっ」

「か、神楽坂さん落ち着いてっ」

横島とアキラがアスナを宥めて、事情を話すのに幾ばくかの時間がかかった。

「むー、ネギがエヴァちゃんにねぇ……」

一通りの話を聞いて、アスナは何やら複雑そうな表情で俯く。

「ふん、貴様が気にする必要はあるまい、神楽坂明日菜?ぼーやの問題はぼーやが決めることだ」

「ぐ、うるさいわね、わかってるわよ。でも、エヴァちゃんで本当に大丈夫なの?吸血鬼のくせに花粉症になる奴でしょ、コレ?」

どうやら明日菜は自分に何の相談もなく、ネギがエヴァに弟子入りを決めたことがなんとなく気に食わないようだ。

誰がどう見ても表情に面白くない、と言った感情が滲み出ている。

「フン、愚か者め。あれは魔力が封じられたからこその弊害だ。呪いの解けた今なら貴様程度が百万人いても瞬殺できるぞ?」

くくく、と相変わらず悪の笑みを浮かべて嘲るエヴァ。

「ぐぐっ……」

魔力全開状態のエヴァの力はアスナも直に見てるだけに、言い返すことができず悔しそうに唸る。

「ここからは一般人のお前が出る幕じゃない。ただの中学生はとっとと部屋に帰って寝てるんだな」

エヴァの嘲笑と共に発せられた言葉にアスナの耐久度の低い堪忍袋の緒が切れた。

「ふん、そのただの中学生の蹴りを食らって鼻血を流すようなヘボ吸血鬼じゃ、先行き不安になるのも当然じゃない」

ハン、と鼻をならし、嘲笑を浴びせ返す。

「なんだと?」

ピクリとエヴァの頬が動く。

「ククク、貴様には一度礼儀というものを叩き込んでやる必要があるようだな?」

「フフフ、面白そうね。是非、教えてもらおうかしら?」

ごごご、と背後に炎が噴き出しそうな勢いで睨み合う二人。

「あ、あわわ、よ、横島さん、あの二人止めてくださいよっ」

「ネギ……おまえは俺に死ねというのか?教師ならお前がいけっ!」

「む、無理です〜っ!」

横島もそう思った。こういうときは下手に介入せずに成り行きを見守るのが一番だ。触らぬ神に祟りなし、というやつである。

「せめてものハンデだ。先手は貴様にくれてやる。せいぜい意地をみせてみるがいい」

どーせ、無駄に終わるだろうな、と言わんばかりに嘲笑を浮かべてくいくいと、人差し指を立てて挑発するエヴァ。

「ふふん、せいぜいほえ面をかくといいわ、覚悟っ!」

アスナは渾身の力を込めた拳を後方に引き、一気にそれをエヴァめがけて突き出す。

エヴァはそれに対して普段から展開している魔法障壁に加え、無詠唱で幾重にもめぐらせた障壁を展開している。

アスナがこれを突き破るのは不可能だと確信して。

「へぶぅ!?」

が、そのエヴァの確信と障壁はアスナによっていとも簡単に文字通りに突き破られた。

「あははっ、口ほどにもないわね、エヴァちゃんっ!只の中学生にまたぶっ飛ばされるなんて!」

「あああ、貴様、弱っているときならまだしも魔力全開の真祖の魔法障壁をそんなにあっさり無視するんじゃないっ!!」

胸を張るアスナに対してエヴァは涙目になりながら訴える。

確かに今までもアスナはエヴァの障壁を突き破ってきてはいたが、それは弱っているときや不意を突かれたときの話だ。

だが、今は魔力も封じられておらず、不意をつかれてもいない。にも関わらず一切の抵抗もなく魔法障壁を突き破ってきたことに驚きを隠せない。

「くくく、なるほど。じじいがわざわざと孫娘と住まわせるくらいだからただのガキではないと思ったが……面白い」

ゆらりと立ち上がるエヴァ。

「あわわ……エヴァンジェリンさん、落ち着いてっ!ここは皆がいるんですよーっ!」

エヴァの不穏な気配に慌ててストップをかけるネギ。

「心配するな、ぼーや。この場で魔法を使ったりはせん。神楽坂明日菜とは話をつけるだけだ」

「そーよ、ネギ。あんたは安心して引っ込んでなさい。ただの話し合いなんだから。

二人のこの言葉にネギがほっと安堵の息を漏らしたのも束の間。

次の瞬間にハモッた言葉に凍りつく。

「「主に拳で」」

「わーっ!?」

こうなった二人を止めるなどネギには不可能だ。

二人の巻き添えにならないよう茶々丸に抱きかかえられながら退避して、成り行きを見守るのみだ。

一方、クラスメイト達は突然始まった喧嘩を見て、大声で囃し立てている。

それまで見ることの出来なかったエヴァの意外な一面も見て、更に盛り上がっているようだ。

「アスナに食券二枚!」
「エヴァちゃんの勝ちに食券四枚っ!」

訂正。賭けに夢中になっているようだ。

「「って、勝手に賭けるなーっ!!」」

二人の絶叫がこだました。

「それにしてもよくエヴァンジェリンさんを説得できましたね?」

そんな喧騒をよそにアキラは横島に尋ねる。

エヴァの性格を考えると、頼みごとをしたとしてもそうそう聞き入れるようには思えない。

「まー、あの手のタイプは嫌というほど付き合い方を思い知らされてるからなぁ」

「エヴァンジェリンさんのタイプ……ですか?」

「うむ、あれは美神さんと同じで敵か味方かで物事を判断するタイプだ。だからそこをつけば説得は簡単だ」

横島はきっぱりと断言した。

「……そーゆーものですか」

ここは感心するべきなのか、呆れるべきか微妙に迷うアキラであった。

「しかし、本当に賑やかなクラスだなぁ」

アスナとエヴァの喧嘩は周りから水を差された形で有耶無耶の内に終結。

どんな形であれ、あの二人を止めたのだから大したものである。

女三人寄ればなんとやら、と言うがこのクラスの賑やかさは横島の目から見ても相当なものだ。

それがこのクラス特有のモノなのか、それとも女子校という環境によるものなのか。

ネギはネギであやかやまき絵に囲まれ、木乃香やアキラも、今はそれぞれクラスメイトとの談笑に花を咲かせている。

なんとなく手持ち無沙汰になりつつも、自分の中学や高校の女子達はここまでではなかったよなー、と過去を振り返ってみたり。

「お?」

そんなことを思いながら辺りに目を馳せていると見知った顔の少女とばっちり目が会う。

そういえば彼女もこのクラスと紹介を受けたような気がする。

彼女とは挨拶だけ交わしてそれっきりだったこともあり、少し話をしようとその少女へ近づいていく。

「えっと、刹那ちゃん、だったよな?」

「はい」

横島が隣にいっても、彼女はそれきり特に言葉を発することもなくクラスメイト達の喧騒を眺めていた。

クールな子やなー、と内心で思いつつ、なおも話しかける横島。

「刹那ちゃんて木乃香ちゃんの護衛だよな?いつも俺が木乃香ちゃんといるときは見かけないけど傍にいなくても平気なのか?」

「はい、問題ありません。お嬢様に気付かれない距離を保ち陰ながらお守りしていますから」

「……ひょっとして今日もずっと付いてきていた?」

「勿論です。お嬢様をお守りするのが私の使命ですから」

「あー、なるほど。今日感じた殺気や視線は全部刹那ちゃんのものだったのか」

ふんふんと、納得したように頷く横島。

「やはり気付かれていましたか……」

「そりゃ、あんだけ強烈な殺気出されればな」

横島が言っているのは愛子がネギを飲み込んだ時のことだ。

「あ、あれはお嬢様にも危害が及ぶ場合には事前に防ごうと思っただけでっ」

その時のことを思い出したのか、慌てて弁解する刹那。

「あれは俺の友達だからな。間違って攻撃しないでくれよ?」

からかい半分に言う横島。

もしもあの時愛子がネギに続いて木乃香を飲み込もうとしていたら寸暇を置かずに刹那が飛び掛っていったに違いない。

机内部ならともかく、愛子本体には戦闘力は皆無だ。もしも刹那に攻撃されていれば愛子が危なかっただろう。

「と、突然、妖怪が人を飲み込んだら誰だって警戒しますっ」

「まぁ、そーだよなー。俺も初めて飲み込まれた日にゃびびったよ」

「横島さんも飲み込まれたんですか?」

「あぁ、あんときゃ大変だったよ。何しろ……」

愛子との出会いを思い出しながら、語り始める横島。

「……と、いうわけで愛子はウチの学校の生徒になったわけだ」

いつ思い出してもアホなノリだった……と、しみじみ呟く。

「よ、妖怪の方が普通に学校に通っているのですか?」

横島から聞かされた愛子の話に流石の刹那も驚きを隠せないようだ。

「先生達が揃いも揃って「我々はみな、こーゆー生徒を夢みて教師になったんだー」ってな。俺の補習そっちのけで机に授業しやがるんだぜ?」

俺があの後どれだけ苦労したと……と、拳を握りながら力説する横島を刹那はポカンとした顔で見つめている。

「そ、そんなにあっさりと妖怪を受け入れてしまうのですか?横島さんの学校は……」

信じられないといった面持ちで横島を見つめる刹那。

横島はまだ知らないことだが、刹那は京都神鳴流という京を守り、魔を討つ戦闘集団に属している。

古来より魔を祓う流派である彼女は、どちらかというと魔法使いよりGSに近いと言えるだろう。

その為に、幽霊や妖怪、魔族に対しても相応の知識を持っている。

だからこそ、妖怪を普通の一生徒をして受け入れる学校があるというのをにわかに信じられない。

確かに人と親交を持ち、人間社会に溶け込んでいる妖怪も存在する。だが、そういった存在は基本的に自分達の素性を隠し、あくまで普通の人間として生活しているのだ。

妖怪としての本性を公けにして、あまつさえそれが一般人にも受け入れられている環境というのがとても信じられなかった。

「ふっふっふ、愛子程度のことで驚くのは早いぞ、刹那ちゃん」

刹那のあまりに唖然とした顔が面白かったのか、ニヤリと企むような笑みを見せる横島。

「机妖怪の愛子に加えて、身長二メートルの虎男、ヴァンパイアハーフ、ここらがクラスメイトだな。後は後輩に貧乏神が付いてる女の子までいるんだぞ、ウチの学校は」

横島の並べた単語があまりにも異質でそれを刹那の脳が理解するまで若干の間があった。

ちなみに横島の言っている虎男とはあくまで精神感応で虎の姿に見せかけているだけでれっきとした人間である。

二メートルを越える巨躯ということもあって、精神感応を使っていない素の状態でも人間離れした容貌の持ち主。

タイガー寅吉。転校初日からクラスメイトや教員に妖怪扱いされたという本人が知ったら泣きそうな経歴の持ち主である。

「……そ、その人達、全員が素性を知られながらも学校に行っているんですか?」

「おう、勿論。ちゃんと一般人の校長公認だし、ふつーに馴染んどるぞ」

さらりと横島は言うが、世界的に見ても、普通の高校にそれだけの人外の存在が正体を隠さずに通っている高校は二つとないだろう。

あまりの非常識さに刹那の気が一瞬、遠のいた。

「横島さんが通っていた高校とは妖怪学校ですか?」

指先でこめかみを押さえる刹那の第一声がそれであった。

「誰が妖怪やねん!極普通のありふれた高校だっちゅーねんっ!」

机妖怪に吸血鬼、貧乏神まで認知されている学校を普通と判断するべきかは難しいところである。

「と、いうか、このクラスだって俺の学校のことどーこー言えんだろ?」

刹那に言葉に反論するように辺りを見回す横島。

「留学生っぽい子もたくさんいるし、見た目が小学生から大学生の子までオールラウンド。お子様魔法使いに、真祖の吸血鬼、ロボっ娘までなんでもござれだ」

横島につられる様にして辺りを見回し、「確かに」、と首肯する刹那。

横島は知らないが、このクラスには裏の世界で活躍する凄腕スナイパーや忍者。プロ顔負けの料理人にマッドサイエンティストまで存在する。

この学園そのものが特殊なのもあるが、面子の特異さだけなら横島の学校を更にぶっちぎっていると言えるだろう。

「でも、ネギ先生やエヴァンジェリンさんはあくまで正体を隠していますから」

そう言って何処か寂しげに笑う刹那。

ネギやエヴァンジェリンだけではない。それは自分自身も同じだと、内心で呟く。

横島がいた環境に対して驚愕し、同時に羨望を抱いた。

おそらくそれは叶うことの無い望み。

今の環境に不満はないし、それなりに満足もしてはいるが、それでも憧れに近いものを抱いてしまう。

「いやー、別にバレたとこで何も変わらんだろ、この子達なら」

しみじみと呟く横島。ほとんどの少女とは初対面だが、こうして見ている分には吸血鬼だろうと物の怪だろうと面白ければなんでも良さそうなノリに思える。

と、いうか勢いやノリの良さなら間違いなく横島の学校より上だろう。

「そうかもしれません」

クラスメイト達の喧騒を目にして刹那も笑みを浮かべる。

だが、たとえそうだとしても自らの正体を告げるわけにはいかない。

その思いが刹那の笑みをどこか物憂げに見せていた。

あまり人の機微に鋭くない横島だが、流石に刹那の表情から何か事情があるのを見て取れた。

それが何に対してのものなのかまでは察することはできないが。

「まー、あまり難しく考えないようにな。人生何がどうなるかわからんもんだ。俺が言うんだから間違いない」

ポンポンと、刹那の頭を軽く叩く。

「横島さんが言うと何故か説得力がありますね」

気安い横島の態度に多少の反感を覚えないでもないが、悪意のある行為でもないので為すがままにされている刹那。

「まー、美神さんとこにいりゃイヤでも色んな経験するしなぁ。例えば……」

「人類の敵だー!!」

「そうそう、そんなこともあったなぁ……」

突然の大声に思わず頷きつつハッとなる。

「やっぱり本人だーっ!」

「人類の裏切り者ですーっ!」

気付けば小学生にしか見えない双子―鳴滝風香と鳴滝史伽が横島を指差して煽っていた。

クラスメイトとの会話でどこかで横島を見たことがあるという話題から、以前テレビに出て宣戦布告したときのことを誰かが思い出したようだ。

他のクラスメイトからも「あー、あの時の」とか「小物っぽいとこが悪役ぴったりだよねー」等という声が聞こえてくる。

「って、あれは好きでやってたのと違うわーっ!俺が人類のためにどれだけの苦労したと思ってんじゃーっ!!」

過去に受けた仕打ちが脳裏に蘇ったのか、涙を流しながら抗議する横島。

「マスコミは揃いも揃って西条ばかり取り上げやがって、人類のために一番体を張ったのは俺だぞ、どちくしょーっ!」

「あー、西条って確かあのロンゲの人?」

「うん、あの人は確かに格好良かったよねー」

「やっぱり男は顔が良くないとねー」

と、チアリーダー三人組の酷評に続き、

「まー、横島さんじゃ見栄えしないもんねー」

「うんうん、それどころか強いものに媚びてる小悪党って感じッスねー」

「そだねー、アジトとかでブラシ持って掃除してそー」

と、一部には真実を突いた言葉まで飛び交う始末。

彼女達はあくまで横島の反応を見て面白がっているだけであり、その言葉に悪意を持っているわけではない。

「う、うう……、どちくしょーおおお――――っ!!男は顔かっ!顔なんかーっ!?」

無邪気さゆえの残酷さ、というべきか。言葉の刃に耐え切れなくなった横島は涙を流しながら逃走した。

少女達の言葉は一部事実であった為、反論することすらできず、横島には逃走以外の選択肢が残されていなかった。

「あっははーっ。やっぱ横島さんって面白いねぇ」

「まったくねー、あれは根っからの芸人体質だよ。いやー、新しい玩具、もといネタができたねー」

期待を裏切らない横島のリアクションに大爆笑する裕奈や早乙女ハルナたち。

「……私はあんなのにしてやられたのか?」

エヴァは自分のアイデンティティについて深く考え込んでいた。

刹那は刹那で学園長からは横島はエヴァの呪いを解いた凄腕のGSと聞いていた。だが、初対面での言動、そして今の行動を見る限りとてもそうは思えない。

近々彼と共同で行う仕事に対して、「あんなので大丈夫かなー」と、大いに不安を抱かされていた。

「だ、駄目ですよ、皆さーんっ!本当のことでも本人の前で言っちゃまずいですよーっ」

「アンタも中々言うわね……」

ネギはあたふたと慌ためき、アスナがそれをジト目で見ていた。

そんな一部の者たちを除き、腹を抱えながら笑い、次はどんな手段で横島を弄ろうか相談する裕奈達。

だが、度の過ぎたいたずらや行為は罰せられる運命にある。

ゆらりと裕奈の背後に一つの影が現れる。

「……みんな、やりすぎ」

背後からがしっと頭部を鷲掴みにされる裕奈とハルナ。

「ア、アキラ……さん?」

温厚なアキラが普段見せることにない異様な気配に流石の裕奈達も顔色を変える。思わず敬称をつけてしまうほどに。

普段、穏やかな人間ほど怒ると怖いという見本というべきか。

元々、争いごとや人を困らせることが大嫌いな性格である。

冗談と解ってはいても、裕奈達の横島に対する罵詈雑言は彼女の許容範囲を超えてしまったようである。

大河内アキラによるお仕置きタイムのスタートであった。

春日美空など一部のものは逃走を試みたが、アキラのスピードは彼女らのそれを遥かに凌駕し誰一人として逃すことはない。

見た目に似合わぬ腕力とそのスピードを最大限に活かし、次々に容疑者を投げ飛ばしていく。

その華麗なお仕置きショーに周りからは賞賛の声と拍手が上がっていた。

木乃香とアキラに宥められた横島が帰ってきたのはそれから15分後のことである。

もっとも、日頃から誹謗中傷に慣れている横島はアキラと木乃香が迎えに来ただけで、瞬時に機嫌を直していてのだが。

こうして、3−A主催によるアスナの誕生会&横島の歓迎会は日を跨ぐまで続けられていった。

 

 

 

 

 

 

 

 

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UP DATE 08/7/26

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>頭から読みました。
>早くあの少女をだしてください!
次回を待て!

>明日菜誕生日会の描写見たのは初めてかも(原作にも無いですしね)。
>ってかこのSS初めて見る描写多いなぁ…感心することしきり。
>そして個人的今回の最大の見所は前回で出番の無かったアキラですね。
>色々と地に落ちてますが、ほぼ下限でこの反応なら今後大いに期待出来そう。
>こっそり台詞も多かったですしね。
>他にも見所満載、大変楽しく(数ヶ所噴いた)拝見させて頂きました。
>まだ旅行開始前でこれ。今後も大期待させて頂きますよ。
描写そのものは探せばけっこうあるんじゃないかなぁ、と思わなくもないですが。
アキラは増やせるとこできちんと増やしています。でないとあの子普段から動かし辛くて…orz

>わたしの中では、数あるネギま×GSの中でもかなり上位にランキングしてます。次回以降も期待しています!
>ちなみにカップリングはアキラか亜子あたりを希望。
そこまで言っていただけるとは光栄です。今回の話もご期待に添えられているといいのですが。
カップリングに関しては今のとこアキラは優勢ですねー。亜子は多分無理っす(汗
あと、誤字指摘ありがとうございましたー。

>面白かったです。この調子でどんどん更新してほしい。
ありがとございますー。まー、ある程度原作の流れに沿ったもんなんで当分はこの更新速度でいけるんじゃないかと。
仕事がやばくならなければっ!

>最高です
あざーすっ。

>横島の評価は3Aの間で上がったり下がったり下がったり……それでこそ横島だ!次回も楽しみにしています。
上がりっぱなしってのは有り得ないっすねw

>んーこの横島は魔神大戦後の横島ですよね?完全にルシオラは割り切ってるんでしょうか?
EHTとのクロスオーバーなので、ルシオラは復活しております。まー、原作のほうは原作でルシたちの存在が無かったかのように触れられてませんが…。
つーわけで少なくとも夕日を見て物思いに耽ったりはしません。

>この展開で行くと横島は京都に行く必要があるのだろうか……
>というか京都に行く理由がないなぁ……高校生だし
>京都編はスルー?
その辺りは次回で。まぁ、京都編全部スルーするのもそれはそれでありかもしれませんが。高音とか絡めれば全然行けそうですしね。

>何話かにちょこっと誤字がありましたが、 もーまんたい ですっ!
>テンポ良く読めるし、続きが気になる作品です。
>て、事で公私ともに支障のない程度で、続き ぷりーず♪
誤字はごめんなさい…っ、upする前に何回か見直してはいるんですが、どーにも無くせません。orz
や、できるだけ気付いたら修正はするようにしてるのですけど。
つーわけで、支障のない程度に更新しております。