スーパーロボット大戦 MO

 

 

 

第2話「あなたに、力を・・・」

 

 

 

 

 

 

 

「・・・・・・・・・・・ふぅ」

シートにもたれかかり一息つく。

さすがにこんなとこでMS戦闘を経験するとは思ってもいなかった。

おまけに乗ったのがあの「ガンダム」というからなおさらだ。

ひとまずの安全に緊張が解け、汗が噴出し、一気に脱力する。

「やったね」

「ま、なんとか・・・・・このガンダムのおかげだな」

「――――!?」

突然桧月がハッと顔を上げる。

「・・・・・どうした?」

「・・・・まだ、終わってないみたい」

「・・・・・は?」

俺が間抜けな返事をした次の瞬間。

新たな敵機の接近を告げるアラームが鳴り響く。

「・・・・・まだいるのか?初心者に優しくないなぁ・・・・・」

口ではそんな軽口を叩くも内心は穏やかじゃない。今度もさっきと同じように上手くやれるとは限らない。

レーダーに反応する敵の数は2つ。

海中から浮上してくる機影。

「・・・・・・・潜水艦?・・・・・・・・・・・・って、おい」

潜水艦からゾクゾクと出てくるMS。

「たった1機に何機で攻めてくる気だよ・・・・・」

「うそぉ・・・・」

レーダーに映る新たな機影はざっと8機。さっきより多い。

しかもザクやドムじゃなくティターンズの機体らしきものや見たことの無い機体までいる。

・・・・・・新型か?まぁ、俺もそんなにMS詳しいわけではないが。

さすがにガンダムとはいえ、あの数はマズイだろ・・・・・。俺は素人だぞ。

冷や汗が流れる。

こんなことならさっさと桧月を降ろしておくべきだったな・・・。

今から降ろしてる暇はさすがになさそうだ。

「悪りぃ・・・・・」

「・・・・・何が?」

桧月は何を言ってるのかわからないって感じで聞き返してくる。

「いや、こんなことになるんだったら桧月を一緒に乗せないで適当なところに降ろしておくべきだった。すまん」

俺が謝ると桧月はなーんだ、そんなこと、と呆れたようにため息をつく。

「あの場合は仕方ないよ。俊くんがああしなかったら焼け死ぬしかなかったんだろうし・・・」

すっと桧月は力強い眼差しで正面を見据える。

「それに、まだダメって決まったわけじゃないんだから。きっと助かるよ。ね?」

こんな状況にも関わらず俺は桧月の微笑みに見とれてしまった。

「・・・・・そうだな。四の五の言っても始まらないか」

諦めてる場合じゃないってことだ。

なんとかするしかないなら・・・・・・・・なんとかするだけだ。

時間を稼げば連邦軍の援軍もくるかもしれない。

「いくぜ・・・・・・GX・・・・・・!」

リフレクターを展開し飛翔する。

 

 

 

 

 

 

「これで2機!!」

ライフルのビームに貫かれティターンズカラーのハイザックが空中で四散する。

飛行できる敵のMSはベースジャバーに乗ったハイザックが4機。

サブフライトシステムに頼らず単独で飛行できるGXの機動性は敵のMSを遥かに凌駕している。

だが、地上から敵MSの援護射撃もあって思うようにいかずようやく2機目を落としたとこだ。

「くぅっ!!」

地上からの射撃がGXを捕らえ、着弾の衝撃で姿勢が崩れる。

そこに接近してくるハイザック。

「・・・・・・・・このっ!」

ライフルを構え引き金を引く。

「――!?」

だが、砲身が光が放たれることはなかった。

引き金を引く音だけが虚しく響く。

「・・・・・・・ちっ、エネルギー切れかっ!」

相手のヒートホークをシールドで受け、こっちのビームソードを叩きつけるが防がれる。

だが、構わずバルカンを斉射する。

ハイザックの頭部が爆発し、すかさずビームソードで胴体を貫く。

爆発。

だが、安堵する間もないらしい。

「俊くん、後ろ!」

彩花の叫びと同時に俺は機体を上昇させる。

背後から切りかかったハイザックの一撃を紙一重でかわす。

そのまま機体を宙返りさせ、ハイザックの背後に狙いをつける。

回転した勢いで繰り出した蹴りが背中へ突き刺さり、ベースジャバーから突き落とす。

「落ち・・・ろぉっ!!!」

その隙を逃す理由はない。

地上へと落下するハイザックへビームソードを縦に振り下ろし一刀両断。

これで向こうの飛行できる機体は片付けた。

だが―――――。

ライフルのエネルギーはもう残ってない。

サーベルとバルカンだけで何とかするしかないのか。

「くっ・・・・マズイ!」

ライフルが使えない状態で距離を取られると攻撃しようがない。

敵にそのことを気付かれたらしく、弾幕で地上へと近づけない。

そこに背後からの衝撃。

「くぉっ!?」

「きゃぁっ!!」

潜水艦からの砲撃だ。

「ぐっ!?」

その衝撃でシールドライフルとビームソードを取りこぼす。

地上へ落下していくこちらの隙をついてバーザムがジャンプしサーベルで切りかかってくる。

「こ・・・・・のっ、舐めるなぁっ!!」

相手のサーベルを腕で受け流し、頭部を鷲掴みにする。

ぐしゃり、と。

バーザムの頭部を握り潰す。

メインカメラをつぶされ抵抗力が弱まったバーザムをしっかりとホールドする。

「こんなところで・・・・・・死ぬかよぉっ!!」

バーザムを盾代わりにして敵陣へと降下する。

流石に味方ごと撃ち抜こうとはせずに射撃は飛んでこない。

その隙に盾代わりにしたバーザムを投げつけ、素早くサーベルを拾い上げる。

そして敵の反撃が来る前に飛び込む。

―――はずだった。

「きゃあぁぁっ!!」

「くっそぉっ!!!」

降り注ぐビームの嵐。

接近どころじゃない。

反射的に機体を動かし、上空へと逃れる。

「くそぉっ!!どうすればいい!?」

ライフルが使えないのはキツイ。

いくらガンダムの装甲とはいえ、あの弾幕をかいくぐっていくのはリスクが高すぎる。

サーベルとバルカンだけであいつらを倒すことができるか?

「万事休す・・・・・・・・か!?」

「俊くん・・・・・・・・・」

桧月が不安そうな声で俺を見る。

ちっ、何が万事休すだ。

まだ諦めるには早すぎる。

「大丈夫だ。なんとかする」

そう言って桧月に不敵な笑みを浮かべる。

不安を感じてる暇も後悔をしている暇もない。

俺がやるべきことは一つ。

桧月を守り抜く。絶対に。

今、そう決めた。覚悟した。決意した。

迷いも、ためらいも、後悔もしているときじゃない。

そこにレーダーに新たな反応。

「また敵の増援か!?いや・・・・・これは連邦軍の反応?」

最大望遠でその機体を確認する

「なんだ、ありゃ・・・・・!」

「うわ・・・」

俺たちは映し出された映像を見て絶句した。

その機体は一見してMSやPTとも違った。まずサイズがでかい。

そして何よりソレが異様だったのは手にした巨大な剣。本体と同じ長さかそれ以上だ。

アニメや漫画じゃあるまいし。誰だあんな馬鹿げたもん作ったのは。

「我が名はゼンガー!ゼンガー・ゾンボルト!!悪を断つ剣なり!!」

突然、全周波で通信が入る。

そしてその巨大な剣を構え一気に敵MSに接近。有無を言わさず一刀両断。

「すごい・・・」

「あぁ・・・」

桧月が感嘆の声を上げ俺も頷く。

疾風怒濤の勢いとでも言うか。なんにしろ相手にはしたくない。

「応答しろ!GX!こちらグルンガスト零式!誰が乗っている!?」

「うおっ!」

「わっ」

突然モニターに鋭い目をした、いかついおっさんが映る。零式?それがあの機体の名前なのか?

「えーと、こちらGX」

「・・・!?子供がGXに乗っているのか!?」

むぅ、高3で思いっきり子供扱いされるとは。

「成り行きっていうかなんというか・・・・・・・・・とりあえずこの状況を何とかして欲しいんですけど」

「いいだろう。詳しい話は後で聞こう。下がっていろっ!」

「・・・・・。了解」

非常時とはいえ、正規の軍人がそんなあっさりしてていいものか。

まぁ、この際だ。つべこべ言うまい。

グルンガスト零式が地上の敵陣へと飛び込み手にした強大な剣を振るう。

結果を見るまでもない。剣を振るうたびに爆発が起こる。

敵の攻撃なんかよけるまでもない。見るからに分厚い装甲が全てをはじき返す。

「・・・・・・・すごいけど・・・・出鱈目もいいとこだな―――――!?」

レーダーに新たな敵の接近を告げる反応。

今度こそ敵の増援らしい。

「くっ・・・・!一体何機いやがるんだっ!!!」

新たに浮上するもう1機の潜水艦。そしてそこから吐き出される無数のMS。十は下らない。

その中には飛行可能なMSもいる。空中も安全とはいえないようだ。

ゼンガーとかいう軍人が助けにくるまで持ちこたえられるか?

「いや、全て倒す」

人の力を当てにした時点で、俺の数少ない勝機が失われる。

助けを求めるな。全て自分で打ち倒す気構えでなければこの場を切り抜けられない。

「しっかりつかまってろ。少し無理をする」

「・・・今までは無理してるつもりはなかったんだ?」

桧月が呆れた口調で返す。

そこに諦めや絶望どころか、開き直ったとも言える響きがあった。

俺はそれにニヤリと笑みを返すだけ。

「俊くんを信じるよ。おもいっきりやって」

「おう」

返事とともに敵陣へと飛翔する。

左右に機体を揺らす敵の攻撃をかわす。

いくつかの閃光が機体を掠めていくが、このGXの装甲なら許容範囲だ。

怯むことなくベースジャバーに乗ったバーザムに蹴りをぶち込む。

慌ててバーザムがサーベルを引き抜くが。

「遅い」

サーベルを振るおうとした腕を掴み、胴体を横薙ぎに切り裂く。

その機体が爆発する前にベースジャバーを蹴りつけ、他の敵へと方向を向けさせる。

他の機体が慌てて回避するが、そこに隙ができる。

太陽を背にして急降下。

ライフルから放たれたビームが機体を掠めながらも大きく振りかぶったサーベルを袈裟切りに振り下ろす。

爆散。

「ぐうっ!?」

「きゃっ!?」

背後からの衝撃。

地上からのバズーカの一撃だ。

まだ大丈夫、GXの装甲はあのくらいの攻撃では大きなダメージを受けていない。

「う、おおおおっ!!」

弾幕を掻い潜って敵陣へ飛び込む。

こう敵の真っ只中に飛び込めば同士討ちを恐れてライフルは使えないはずだ。

肩口から体当たり。

振動がコックピットを揺らすがそんなものには構っていられない。

倒れ伏したドムにサーベルを突き立てる。

そこ潜水艦からの砲撃。

肩口を掠める。

機体がよろける。

そこに振り下ろされるビームナギナタ。

とっさに掲げたサーベルでそれを受け止める。

背後から敵の接近を告げるアラーム。

GXのパワーで眼前のゲルググを押し退け、背後から迫ったドムに廻し蹴りを食らわせる。

「このくらいっ・・・!」

「・・・・・俊くん」

2機がたじろいだ隙にバルカンを斉射しながら距離を取る。

俺は生きる。

こんなところで桧月を死なせない。

死なせるわけにはいかない――――――のに。

レーダーにはさらなる敵を告げる反応。

振り替え見ればまた新たな潜水艦が姿を現し、MSを放出しようとしている。

「ー――っのっ!素人相手に何機つぎ込んで来る気だっ!?」

自分の置かれた状況に対して絶望よりも怒りが湧いてくる。

体勢を整えてから攻撃してくるつもりなのか、こちらから距離を取ったまま動いてこない。

くっそ・・・・・俺の腕じゃ一斉に攻められたら凌ぎきれない。

気持ちだけじゃどう足掻いても覆らない厳然たる事実。

「・・・・・・・誰?」

「桧月?」

突然の声に驚いて桧月をみると両手で頭を抱えていた。

「どうした!?」

「・・・・え?あ、うん。こう―――?」

俺の声が聞こえていないのか?桧月は突然目を閉じ、祈るように手を組んだ。

「・・・・・・・・俊くん」

「・・・・・・?」

「あなたに、力を・・・」

桧月はゆっくりと祈るように瞼を閉じた。

「・・・・・力?」

その瞬間。

―――ブンッ

モニターに新たな画面が浮かび上がる。

「・・・・・・サテライトシステム?これが・・・・その力なのか?」

無言で頷く桧月。

「これかっ!」

コントロールユニットに備えられたスイッチを入れる。

桧月はその視線を上空へと変えていた。

その視線の先を追うとそこには昼の夜空に浮かぶ満月が。

そしてその月から一筋の光が流れ出る。

その光はただ一点―――GX―――を目指して。

「レーザー回線?」

光がガンダムXの胸部へと吸い込まれる。

そして背部のリフレクターと砲身が展開する

「!?4.03秒後にマイクロウェーブ!?」

「―――くる」

空に浮かぶ雲が目に見えない何かに切り開かれたかのように形を変える。

次の瞬間にはガンダムXに備えられた背部の4枚のリフレクターが眩い光を放ち始める。

人の目には視認することのできないマイクロウェーブがガンダムXに照射されているのだ。

「――――まさか!!サテライトシステムか!?マイクロウェーブ送信施設にコンタクトしたとでもいうのか!?」

通信機からは軍人さんの驚愕した声が聞こえてくる。

零式と戦闘を行っていたMSは1機残らず鉄屑と化していた。

「・・・・・サテライト・・・・キャノン?」

敵がこちらの異常を察知して行動を開始する。

だが遅い。パネルにはエネルギーチャージ完了を表す表示が点滅する。

「俊くんっ!」

「いっけぇぇぇッ―――――――!!」

俺と桧月の声が重なるのと同時にトリガーを引く。

砲身から凄まじい破壊力を秘めたエネルギーの光が迸る。

敵MS、MSが放った砲弾、ビーム。それら全てがなす術もなく光の奔流に飲み込まれ消滅していく。

圧倒的な光の本流は海を割り、残っていた潜水艦も含め敵機の全てを飲み込んでいった。

 

 

 

 

光が止んだ後、あれだけの数の敵は全て消えていた。

残骸すらない。文字通り全て消滅していた。

そして海が水平線の向こうまで割れていた。

「これがこのガンダムの・・・ちか、ら・・・!」

「GX−9900・・・・・・・。ここまでの力を秘めているとはな・・・・・・」

割れていた海がその本来の姿を取り戻していく。

言葉もないままそこにあった光景を見つめる。

手が震えていた。

戦いは終わったというのに。俺たちは生き残ったはずなのに。

自分が引いたこの引き金の意味。このガンダムが持つ力の大きさに怯えているとでも言うのか。

「・・・・・・・・でも、助かったんだよな、俺たち」

手の震えは収まらないがそれは間違いなく事実のはず。

そしてそれが俺たちがこのガンダムに求めたものでもある。

「・・・・・・桧月?」

見ると桧月の顔を青ざめて見るからに調子が悪そうだった。

「おい・・・・大丈夫か?顔真っ青だぞ」

「・・・大・・・丈夫。ちょっと・・・・・疲れただけ」

そういってゆっくりと目蓋を閉じてよろける。

「お、おい!桧月しっかりしろっ!!」

慌てて桧月を受け止めて声をかける。

「どうした?」

こちらの異常を察知したのか零式から通信が入る。

「・・・いや、たいしたことなさそうです」

「・・・スゥ・・・・スゥ・・・・・」

とりあえず慌ててみたものの、目を閉じた桧月は安らかな寝息を立てていた。

顔色は悪いけどこれなら少し安静にしてれば大丈夫そうだ。

・・・・・・脅かすなよ、まったく。

「フッ・・・そうか。さて、お前には色々と聞きたいことがある。基地まで付き合ってもらうぞ」

「・・・・・・まぁ、拒否権はないですよね?」

「ここまでのことをやらかしてはな」

まぁ、軍の物を勝手に動かしてハイ、そうですかって終わるはずも無い。

それにさっきの一撃・・・下手をすれば街一つが壊滅してもおかしくない代物だ。

けど・・・これ以上俺たちが戦いそのものに関わることなんてないはずだ。

今は、俺たちが助かったこと。桧月がこうして俺の手の中で寝息を立てている。

ただそのことだけに安堵していた。

 

 

 

 

 

まだ、このときの俺は知らなかった。

このXの名を持つ白きMSが俺と桧月を大きな運命の流れへと導いたことを。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

次回予告

天野俊一と桧月彩花がガンダムXとの邂逅を果たしたのとほぼ同時刻。

藤川ではバーニングPT地区決勝大会が行われていた。

そして天野俊一と同じように少年達が運命の歯車に巻き込まれようとしていた。

飛来する謎の虫型メカ。白いパーソナルトルーパー。

今、少年に秘められた力が覚醒しようとしていた。

次回!スーパーロボット大戦 MO 第3話

「胎動」

 

 

機体データ

名称:ガンダムエックス
形式番号:GX−9900
頭頂高:17.1m 本体重量:7.5t
武装:サテライトキャノン×1  シールドバスターライフル×1
    大型ビームソード×1  ブレストバルカン×4
オプション武装:ショルダーバルカン×1
地球連邦が極秘裏に開発した新型ガンダム。
機動性・装甲など現状で最高の装備が与えられ従来のMSの性能を遥かに凌駕する。
 さらに本機の最大の特徴は「サテライトシステム」を搭載している点にある。
「サテライトシステム」とはガンダムXに備えられた4枚の集光プレート「リフレクター」によって月面に建設されたマイクロウェーブ送信施設から
照射されるスーパーマイクロウェーブを受け、高出力を得るシステムである。
そのサテライトシステムと直結した大型キャノン砲「サテライトキャノン」は、リフレクターから得たエネルギーを、
本体を介さず直接チャージすることが可能なため、最大出力の場合一撃でコロニーを落とすほどの威力を持つ。
新西暦191年現在、最強の攻撃力を持つ人型兵器と言っても過言ではない。
 そしてもう一つの特徴はニュータイプ専用システム「フラッシュシステム」を採用していることであった。
ガンダムXがサテライトシステムを起動するには月のマイクロウェーブ送信施設に機体を登録する必要があり。
送信施設にアクセスするためにはフラッシュシステムを用いなければならない。
また、ニュータイプが搭乗した場合に限り起動する、「ビットMS」と呼ばれる複数の無人MSをパイロット一人でコントロールにも必要なシステムで、
理論上は一機で最大12機までのビットMSを操作可能だが、今現在ビットMSの開発は難航しており、いまだにロールアウトはしていない。
 ガンダムXの起動には「Gコントローラー」通称Gコンという操縦桿を兼ねた起動キーが必要でこれがなければサテライトシステムはおろか、
本体の起動さえ不可能である。

 

名称:グルンガスト零式
形式番号:SRG−00  パイロット:ゼンガー・ゾンボルト
頭頂高:50.3m 本体重量:380.0t
武装:零式斬艦刀×1  ブーストナックル×2
    ハイパーブラスター×1  
地球連邦軍地球圏防衛計画の依頼を受けて、テスラ・ライヒ研究所が開発した対異星人用のスーパーロボット。
それまでの人型機動兵器の常識を大きく覆した機体。その理由はPT・MSを上回るサイズ、装甲、近接格闘専用の特化した武装である。
刀身や柄の各部に姿勢制御用のスラスターが取り付けられている。また、本体には宇宙巡洋艦級のジェネレータが装備され
(このために機体サイズが大型化した)、背中の大推力ブースターは単体での大気圏離脱も可能にすると言われている。

名称:ハイザック
形式番号:R-MS106
一年戦争終結後連邦軍が最初に開発、量産されたMS。連邦とジオンの両方の技術が用いられたが、
両方の技術が中途半端に採用された結果、生産性は高いが平凡な性能になった。
ティターンズカラーと連邦カラーが存在する。

名称:ベースジャバー
ティターンズが用いる大気圏内用サブ・フライト・システム。機体上部に高面域のペイロードを持ち、
2機のMSを同時に搭載しつつ飛行することが可能。

 

キャラクター紹介

・ゼンガー・ゾンボルト
ATXチームの隊長。豪胆な性格で、自分の信念を貫く武人。義を重んじ、常に正々堂々とした行いを取るように心がけているが、
融通の利かない所もある。格闘戦、特に剣撃戦闘のエキスパートで、彼が駆るグルンガスト零式とその斬艦刀は敵味方から恐れられる。
かつて連邦軍特殊戦技教導隊に所属していた。年齢は29歳、階級は少佐。

 

 

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LAST UP DATE 04/05/06
UP 04/03/21

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